MENU
小ネタ

「日本に送られた品種は?」

16-03-13-18-07-28-478_deco.jpg

今日の「りんご検定」は検索して調べちゃダメですよ!(笑)

1927(昭和2)年、三沢市淋代海岸から飛び立ったミス・ビードル号という2人乗りの飛行機が、アメリカのウェナッチ飛行場まで41時間13分をかけて、約8,000kmを飛び、世界初の太平洋無着陸横断飛行を成功させました。
その成功のお礼として、アメリカから日本に送られたりんごは何という品種でしょうか。

1)リチャードデリシャス    
2)北の幸    
3)世界一

答えは・・・



答えは(1)

ウェナッチ市はアメリカのりんごの大産地です。
その年の11月、ウェナッチ商業会議所は、お世話になったお礼にと、りんごの新品種リチャードデリシャス果実一箱を船便で日本に送りましたが、ちょうど前年から輸出入植物取り締まり法を厳しく適用することになっていて、りんごの上陸は認められませんでした。
このことを伝え聞いた青森県苹果試験(現・青森県りんご研究所)場長の須佐寅三郎氏は、植物検査所長に、送られてきた果実を研究用に提供して欲しいと懇願したのですが、結局断られ、日本の港まできた果実はついに送り返されたそうです。
気落ちしている場長に「果実がだめなら穂木をもらえばよいではないか」と進言したのが、当時弘前市で肥料と農薬を扱っていた町田商会店主の町田賀芽也氏で あったといわれます。場長は、早速、ウェナッチ商業会議所会頭に私信を送り、穂木を贈ってくれるよう依頼しました。この手紙に早速反応があり、二月中旬送 付したという連絡が入りました。
幸いにも、この品種はウェナッチ市のコロンビア苗木会社の専売であったこともあり、リチャードデリシャスの1 mほどの接穂 5 本が、翌1932(昭和7 )年4月5日に、青森県苹果試験場に到着しました。
試験場では、生産者代表と関係者68名が出席して、4月17日に盛大な接木式が行われました。正午丁度に接木が行われたそうです。

ちなみに、偉業を成し遂げたミス・ビードル号には太平洋横断中に食べてきた真っ赤な紅玉が5つ残っていました。
パングボーンが「日本からのお土産はこれだけ」とおどけた調子でこのりんごを母親に渡したので、この五つのりんごはたちまち町の話題になったそうです。