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りんごポリフェノール

りんごポリフェノールとアサヒグループ

ニッカウヰスキーのりんご研究から発見されたりんごポリフェノール

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アサヒグループのニッカウヰスキー株式会社は、1934年北海道余市町で創業されました。 本格的なウイスキー製造は仕込みや熟成などに時間がかかり、最初の製品を送り出すまでに数年間を要しました。その間のつなぎとして、創業直後から、地元のりんごを原料にしたりんごジュースを製造 ・販売しました。その後、りんご100%のスパークリングワイン「シードル」を発売。これらのりんご製品の研究から、りんごポリフェノールが生まれました。

 今から約25年前、「シードル」の発酵に使う酵母菌を培養するため、未熟なりんごの果実から作ったジュースを加熱殺菌したところ、通常、殺菌すると自ワイン色になるはずが、 赤ワインのような真っ赤な色になってしまいました。「なぜ、未熟果の場合だけ赤くなるんだろうか」研究者は驚き、その原因に興味を持ちました。研究所で分析した結果、未熟果に含まれる高濃度のポリフェノールが原因であることがわかりました 。りんごの未熟果は成熟果の約10倍も高濃度のポリフェノールを含んでいたのです。しかも、そのポリフェノールは非常に抗酸化力が強く、それが赤くなる原因でした。りんごポリフェノールの驚くべき抗酸化パワーをなんとか商品化できないか。本格的な研究がスタートしました。

りんごと向き合って80年

 

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ニッカウヰスキーの創立時の名前は「大日本果汁株式会社」。最初に販売したのは、地元のりんごを原料にしたりんごジュース。これは日本で初めての果汁100%のりんごジュースでした。つづいて1938年、りんごからつくった「アップルワイン」を発売。その後、りんご100% のスパークリングワイン「シードル」を発売しています。「アップルワイン」と「シードル」は今日まで販売されているロングセラー 商品となっています。りんごジュー スをつくってから約80年。これらのりんご関連製品をつくり続け、りんごを研究し続けてきたことがりんごポリフェノールへとつながっているのです。

アサヒ独自のりんごポリフェノール精製法で特許を取得

 

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りんごポリフェノールの商品化で苦労したのは、ポリフェノールの精製法でした。まず、ポリフェノール濃度の高い未熟果を丸ごと玉砕、圧搾して果汁にします。りんご果汁は糖分が多く、その中からポリフェノールを取り出すのは簡単ではありませんでした。

 濃縮した果汁を、樹脂のビーズを充填したカラム(筒状の容器)に通すと、下からゆっくり果汁が出てきます。その時、ビーズに付着したポリフェノールを精製するのですが、どのような樹脂がよいのか、どれくらいの速度で落とすか、試行錯誤を繰り返しました。また、大規模に製造するためにはどのような設備が必要かを検討し、2004年にりんごの未熟果から高純度のポリフェノールを効率的に抽出・精製する独自技術の特許を取得しています。(※特許3521155号)

 ※りんごの未熟果から特殊な樹脂を用いて、単純ポリフェノール化合物、および、高分子ポリフェノール化合物の混合物を製造する方法。